2009年02月28日

ピアノソナタ第12番ヘ長調K332第一楽章



モーツァルトのピアノソナタとしては「トルコ行進曲(K331第三楽章)」が有名ですが、その直後のK332はあまり知られてないながらも、ピアノソナタの傑作として愛すべき一曲だと思っています。

3拍子のシンプルな出だしから、即座に可愛らしい楽想が登場したかと思いきや、短調への大胆な転調を経て現れるシンコペーションをともなったやや「不安げ」な展開にドラマを感じさせます。

ソナタ形式の展開部はさらに新たな主題が安らかに登場するんですが、すぐさままたあのシンコペーションが始まり、またも聴き手を不安な気にさせるのです。安らぎと緊張感が交互に繰り返される、この第一楽章は何となくロマン派の先取りを感じさせます。

特にシンコペーションの胸の締め付け具合がたまらんです。



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2009年02月27日

セレナードト長調K252「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」第一楽章



記念すべき第一回目は、おそらく日本で最も耳馴染みのある一曲。CMなどでもしばしば取り上げられますね。

「アイネ・クライネ・ナハトムジーク(一つの小さな小夜曲)」です。

セレナード(夜曲)ですので、文字通り、夜のサロンなどで演奏された歓談のための曲なんでしょうね。あまりにも有名な出だしに始まるこの第一楽章は弦楽合奏の高音域が心地よく、まさしくモーツァルトのトレドマークと言えるでしょう。

ただ、有名な曲である反面、実際には謎の多い曲だそうです。まず作曲された目的がはっきりしないこと。そして何より、モーツァルト自身の作品目録によると、もともとは五楽章あったとか(今聞かれるのは四楽章のみ)。もう一つメヌエットがあったそうです。その意味では完成されてない曲なんでしょうが、ま、今となってはどうでもいいことかもしれませんね。

モーツァルトの曲にはこういう謎が多いのも魅力です。そう思いながらこの有名な曲を聴くと、なおいっそう趣深いものです。

そう言えば今日は私の36回目の誕生日でした。


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